- 2008-06-06 (金)
- 日記
電車の中で前に座っていたおじさんが、隣の若い女性に
カバンを持ち替えてぶつけたり、手を動かして肘をぶつけたり
していた。
謝りもしないし、あきらかにわざとやっている。
これは、あれか、新しいカタチの恋心の伝え方か?
と思っていたが、どうもそうじゃない。
その真面目そうな女性はじっと座って本を読んでいただけで、
非常に戸惑っていて、そのうちワナワナと怒りの表情が現れてきた。
とある駅に着くと、そのおじさんは立ち上がった。
立ち上がる際にもわざと女性にぶつかり、カバンをぶつけていた。
睨みつける女性。
立ち上がったおじさんは無言でその女性に近づき、
女性の頭に向けて手を近づける。
一瞬、その場に緊張が走る。
おじさんは女性の頭の近くで、頭に向かって指を指し、
そして手のひらを上に向けて広げた。
お前の頭はパーだ。
そう言っている。
それを受けて女性は、「おまえ・・・」と声に出したが
その言葉を待たずにおじさんはホームに降り立った。
僕も乗り換えの為、一緒にホームに降りた。
なぜこのおじさんがこんなことをしたのか。
気になって、そのおじさんの背中を追いかけた。
追いついて見てみると、おじさんも非常に苛ついた表情をしている。
そして、無造作に耳に指を突っ込みはじめた。
なんだ?と思い、注視していると、おじさんが耳から
乱暴に耳栓をとりだした。
やっと謎が解けた。
おじさんの隣に座っているその女性。じっと座って本を読んでいたが
ずーっとイヤホンをつけて音楽かなにかを聴いていたのだ。
その音が漏れていたんだろう。
電車の中で眠そうにしていたおじさんが、その音で寝ることができず
耳栓をしても、それでも聞こえてきていた漏れてくる音。
その音に対して怒り、その音を漏れ流していても一向に気にしていない
その女性に対して怒っていのだ。
一見すると、怒りをぶつけている人が悪者に見え、その怒りを起こしている
ヒト/モノ/現象に対して、目が向かなくなる。
しかも、今回は、
おとなしく真面目そうなじっと本を読んでいる若い女性 VS 乱雑っぽいおじさん
という構図だ。
その場にいたほぼ100%の人が、このおじさんに対して軽蔑の目を向けていた。
見た目の構図だけで、モノゴトを判断しちゃいけないね。と思った。
でも、音小さくしてって一言伝えれば済む話でもあったりする。
そう考えると、そのおじさんが悪者?
いや、何かの問題の原因が、ある一つの要素だけが100%悪いと行ことはない
ということなんだろうな。
・その場のその瞬間の構図だけで分かった気にならない
・問題が起きたとき、何か一つが100%悪い、ということはない
この2つが、おじさんと女性に今日教えてもらったことだ。
-----
そして今日も釣り堀はおじさんを受けれる
びっくりした。いつもそこにいる人やモノ。
それが突然なくなってします。
心にぽっかりと穴があいたような気がする。
ただただおじさんに書けてみるけど、おじさんなのにね。
今度はこの(たぶん)おじさんのことについてもう少し妄想を
してみたいねね。
- ご意見、ご感想などはコチラへどうぞー
- Newer: こんぷーたー
- Older: シャーってして、ブリっ
