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深海生物の謎

深海生物の謎 彼らはいかにして闇の世界で生きることを決めたのか」読み終わりました。


深海生物の謎

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書評/サイエンス

いやー、面白かった。
今回も、「サイエンス・アイ」シリーズの例に漏れず、
・写真や図解が豊富
・新書サイズ
・200ページくらい
・値段は1000円以下
となっており、未知の世界を伺い知るには、本当に最適な一冊のように思います。

このページ数で、写真や図解が豊富なため、どうしても文章は少なくなるのですが
簡単な説明文になっているわけではなく、しかも難しい説明になっているわけではなく
初心者が、そのテーマにすっと入れるような、難しすぎず易しすぎずの説明が、
見事に収まっていると感じました。

内容は、いくつかの深海と呼ばれる場所と、そこに住む生物にスポットをあて
図解を豊富に、そしてとても分かりやすい文章で構成されています。

特に、印象に残っているのは、「ナマコ」。

ナマコすごいですよ。ホント。

ちょっといくつか略しながら引用します。

P114:雲の上を飛んだナマコ
日本海溝(水深6500mの海底)で採取され、そのまま飛行機を経由して輸送され、
新江ノ島水族館で展示されたユメナマコもいる。
このユメナマコは、歴史上もっとも上下に移動したナマコであり、
数百倍におよぶ圧力の変化を生き延びた希有な動物だろう。


P158:海溝のキャラウシナマコ
6000mよりも深い海溝のなかでは、600気圧以上の圧力がかかる。
これは、細胞や分子の作りを歪ませ、生物を殺してしまうほどの圧力だ。
ここで繁栄しているのはナマコだ。


P162:クマナマコがいっぱい
水深7000mを超えると、また生物の顔ぶれが変わってくる。
圧力は700気圧以上。これよりも深い水深で栄えているのがクマナマコだ。


P168:マリアナの深淵
マリアナ海溝の、チャレンジャー海淵は、水深1万900mに達する。
有機物は少ないし、えさも乏しい。そして1000気圧以上におよぶ水圧。
しかしここにも生物がいる。ナマコだ。


環境が厳しいところ、急激な変化、それに対応できるナマコ。
・シンプル
・柔らかい
・動かない

複雑で、カチカチっとしていて、バタバタと動いている現代への
アンチテーゼのような生き物だ。
(いや、ちょっと「アンチテーゼ」って1回使ってみたかっただけです)

ロハスとか、スローライフとか、スローフードとか、いろんな言葉が
出てきていたけど、これからは間違いなく、「ナマコライフ」だ。

とちょっとネタっぽくなりましたが、でも本気で「ナマコライフ」いいかもなぁ。

楽(ラク)したいとか、なんにもやりたくないという意味ではもちろんなくて、
「環境に強く長く続く」って、仕事とかでも作っている商品とか、
会社のこととかにも適応できるだろうし、趣味のこととか、友達との付き合いとか、
結構なんでも幅広く適応できそうな気がします。

ということで、「ナマコ」。要チェックです。

ちなみに、深海生物のことや、深海へのアクセス手段に付いて映像で見てみたい方は
こちらをお勧めします。

プラネットアース episode 11 青い砂漠 外洋と深海
プラネットアース episode 11 青い砂漠 外洋と深海

     
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