- 2007-09-06 (木)
- 本が好き!
「本が好き!」からの献本の「フラット革命」読み終わりました。
この本は、ネット総明記から現代までに起きたネット上の現象を
著者の佐々木俊尚さんが、丹念に丹念に取材し、そして自己の経験を分析し
ネットでは何が起きたのか?
それはなぜなのか?
をとてもとても分かりやすく書いてくれている本です。
この取材能力、分析能力、文章力、本当にうらやましくなります。
ネット上で起きた現象と、それがなぜ起きたかについて、知るには
とてもよい1冊だと思います。
ただ、正直に言うと、「ノンフィクションとして面白く読める」本だが
それ以上でもなくそれ以下でもない、という印象を受けました。
おそらく、なんですが、佐々木さんはこの本の中で、様々な現象を分析し
「それがどうして起きたか?」を提示し、これからどうなるかを考えるための
材料を提示してくれたんだと思います。
でも、残念ながら、それには新しい視点がないように感じました。
・リンク
・シェア
・フラット
この3つがネットの特性ですよ、それが元になって、この本で書かれている現象が
起きたんですよ、というように感じられました。
でも、この3つの視点は、2001年に糸井重里さんが出している「インターネット的」という
本の中で既に提示されている点です。
※2001年の段階で、このような本を書いた糸井さんは本当にすごいと思います。
※余談ですが、現在ほぼ日で連載されている「ソーシャル・ウェブ座談会」も是非!必見です。
そのため、この本から何か新しい視点を得るようなことを期待するよりは、
ネットで何が起きたかの詳細を知りたい、という方向けにオススメの本です。
ちなみに、これから初めてネット関連の書籍などを読んでみたい方には、
このように読んでみてはいかがでしょうか?
・最初に、「インターネット的」を読み、ネットの本質を理解する
・次に、「ソーシャル・ウェブ入門」を読み最近のWEBサービスについて理解する
・次に、ほぼ日の「ソーシャル・ウェブ座談会」を読みネットの本質を作っていることについて理解する
・次に、「フラット革命」を読み、実際にネット上で起きた現象を理解する
こうすることで、ネットの本質を理解し、それを元にどのような現象が起きたかを
理解することができるんではないかと思います。
- 佐々木 俊尚
- 講談社
- 1680円
livedoor BOOKS
書評/IT・Web


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