- 2007-08-14 (火)
- 雑感
車の残価設定型ローンというのを各社力を入れているそうだ。
「残価設定型ローンとは」(引用:フジサンケイ ビジネスアイ)
新車が3〜5年後に中古車市場に出た場合の価格(残存価格)をあらかじめ設定し、
その分を新車販売価格から差し引いてローンを設定する仕組み。
残存価格は車種や走行距離などにもよるが、おおむね定価の3〜5割程度となる。
購入者は3〜5年後に自動車を手放すか、あるいは残存価格で買い取ることもできる。
欧米では一般的な販売手法となっている。
日本でも近年、独BMWが積極的に展開し、06年には日本市場での販売台数のうち
約3割を残価設定型ローンで販売して大きく販売台数を伸ばした。
確かに以前より、広告を見るようになり、消費者にとってとてもお得な
システムなのかなぁと思っていた。
WEBなどの告知を見ても、月々の支払いを少なくして新車を購入できる
システムのようだ。
試しに、日産のWEBサイトでどんくらいお得なのかをシミュレーションをしてみた。
車種:キューブキュービック
グレード:15M
オプション:なし
価格:1,659,000円(諸費用含まず)
頭金:55万9千円
ローン年率:4.90%
支払い回数:36回(ボーナス払いなし)
最初に通常のローン。

次に残価設定型ローン。

比較したのがこちら。

ローンの年率などは、ローン会社やその時によって変わるともうのであくまで
参考ではありますが、これから分かるのは、
・残価設定型ローンを使えば月々の支払いが安くなりますよ。
・ただし、ローンが完了後に残りも引き続き支払う場合は高くなりますよ。
ということ。
3年〜5年単位で新車を買い替える人にとっては少し安くなるようだ。
ただ、これは本当に「3年〜5年単位で新車を買い替えられる人」じゃないと
危ないんじゃないだろうか。
理由は、
・残価設定型ローンを利用した場合、走行距離や車のキズなどで
最終の引き取り額に変動が出る。
・当然、新車を新たに購入する場合、「諸経費」がかかる。
諸経費は、だいたい20万ちょっとくらいですかね。
そして、新たに新車を購入する場合は、頭金も少なからず用意するだろうし。
もし、毎回頭金を50万用意するとすると、結局3年毎に、70万くらいは
飛んで行ってしまう。
キューブクラスの車で、月々1万4千円の支払いを増やして、長く乗るか、
それとも、3年毎の大金の出費のために、その1万4千円を貯金に回すか。
結局消費できるお金は増えないんじゃないんかな。。
目の前の月々の支払いで見ると、確かにちょっと安くなっている感じはしますが、
3年くらいのスパンで見ると、消費者にとっては全くお得ではない
システムということになりませんかね。。。
元々3〜5年で新車を買い替える余裕がある人。
その人以外はこれに手を出しちゃうのは危険な気がするなぁ。
結局メーカーが常に新車を買い続けてもらうための、仕組みでしかないんだろうなぁ。
車を安く買えるということじゃない。
将来にわたって、ずーっと車メーカーにお金を支払い続けることであって、
ただ単に、それをおしなべて平たくして、月々の支払いを少なく見せているだけ。
そんな感じがする。
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