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便利で効率的な社会が進みすぎると

Googleがもたらす社会は、全てのもが整理されて簡単にそこにアクセスできるように
することで、とっっっっても便利で効率的な社会を実現しようとしています。
そしてその他のIT産業も同様に、便利で効率的なものをたくさん作り続けています。

今までは体を使って動かないとできなかったこと、時間をかけることが必要なもの、
手間がかかったこと、物理的な距離が問題になっていたこと。

そういったことを、バッサリとなくしてしまいます。
すごいことです。

例えば、以前百式さんの勉強会に出席させていただいた時に、ナビタイムさんの
サービスについていろいろとお話を聞く機会があったのですが(詳細はコチラ)、
その時に見せていただいたナビタイムさんのサービスがすごくって、
何も考えなくても、携帯電話が示してくれるように進むと一番早い方法で
目的の場所に到着することができたりします。
地下鉄の出口や道路の道順なども含めてです。

これは本当にすごいと思いました。

あっちかな?こっちかな?と考えなくてもよいわけですし、どこの方角かなども
体で感じる必要もありません。
本当に便利なものでした。


そして、コミュニケーションなんかも最たるものかもしれないですね。
チャットやメールやtwitterなどで、簡単に気軽にコミュニケーションが
取れるようになりました。

簡単で気軽なゆえに、時間帯とか相手が今何しているとかは関係ないです。
あまり何も考えなくてもいいし、気遣うこともそんなに必要ありません。


便利で効率的なサービスがどんどん出てくるようになり、
あんまり考えることが必要なくなってきたり、何かの雰囲気を感じたりする
必要もなくなってきているなぁと思います。


何を言いたいのかというと、デジタル化やIT化というのは、便利とか効率といことに進みすぎると

人が考えたり何かを感じたりすることを鈍化させることになるんじゃないかなと。


一見、いろんな人のためになり、社会のためにもなっているように見えるけど、
実は結果として、人や社会にとってとっても大事なことを無くす手助けを
しているんじゃないでしょうか。今のGoogleやいろんなIT業界のサービスって。


ウェブ進化論で羽生善治さんが書いていた

ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、
将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。
でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています。

と書いていたことと同じことかもしれないです。

それを解決するのは、「人間の能力の深淵」に関わる難問だと書いていました。

これはたぶんですが、「考える力」と「感じる力(直感)」のことなんではないかと。

「考える力」と「感じる力(直感)」を鍛えるには、
体を動かし、考え、いろんなコトを感じ、失敗し、反省し、いろんなことに触れて
というような非常にアナログなことを繰り返し繰り返しやっていくしかないんじゃ
ないかと思います。

以前書いたGoogleについての話なども含めて、今のまま進むと
とても大事なものを失いそうな気がします。

IT業界にいる身ではありますが、こんなことに注意しつつ、便利とか効率とか、
そういうものではない商品を企画して行きたいなぁと思った次第でございました。


     
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