- 2007-05-11 (金)
- 雑感
ある初夏を思わせる暑い日の夕暮れ時、自宅に近づくにつれ、
遠くから少しずつ少女達の歌声が聞こえてきました。
その少女達は、車が2台通れるかどうか分からない、住宅街の
細い道の交差点のところで、通る人や車の邪魔にならないように
はじっこにより、近所の迷惑にならないように、
ちょっと小さな低く抑えたような声で3人で歌を歌っていました。
学校で行われる合唱コンクールの練習か何かでしょうか。
何やら各々ノートを持ち、それを真剣に見ながら、
そして1人が合図を送ると、また歌を歌い始めました。
少女達にしか分からない何かがあるのでしょう。
歌い始めると、すぐにストップがかかり、
あーでもないこーでもないと意見を出し合い、
そして、また1人の合図を元に歌を歌い始めます。
そんなやり取りが何度も何度も繰り返されます。
それを、ちょっと離れたところから僕は聞いていました。
その瞬間はとても心地よいものでした。
聞こえてくる少女達の歌声が、僕の胸の中に
温かいミルクを飲んだ時のようにすーっと優しく入ってきます。
ふと近くの公園に目をやってみると、
元気に遊んでいる子供達を見ている親御さんや
近所の大人たちも、それを見ているだけでなんだか
楽しそうにしています。
子供達が外に出て、何かに一生懸命になっている姿が
こんなにも人を心地よくさせてくれるものだとは思いませんでした。
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