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本が好き!」からの献本の「hon・nin」読み終わりました。
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しっかし面白かったなぁ。この本。
ひさびさに、心に響く面白さだったなぁ。

有名無名関わらず、ここに出てくる人たちの対談やら、小説やらが本当に面白い訳です。

松尾スズキさんはこの本についてこう書いていました。

「本人しばり」というルールを思いついたわけです。
本人が書く本人の話。本人が登場する他人の話。
本人が本人のふりして書く話。いかにも本人な話。
本人だからこそ書ける話。他人が聞く本人の話。
とにかくページを開くはしから本人の匂いが立ちのぼるような、
そんな雑誌にしてみりゃいいんじゃないかと。

この時点で、まず面白いのですが、その「本人しばり」のルールの他に、
もう一つ統一していたのが
「人の中の黒い部分(と思われるもの)」
が随所に出ている所。

たぶん、どこかのPTA会長とかが、自分の子供がこの本を読んでいたら
「なんてもの読んでいるの!」と烈火の如く怒るんじゃないかな。
たぶんですよ、たぶん。

その「黒い(と思われるもの)」って、今じゃ本当に触れることが
できなくなってきていて、完璧な「白(と思われるもの)」じゃないと
いろんなところで煙たがられたり、怒られたり、指摘されたりしちゃいます。

なんだか、「0か1か」みたいな、「いいか悪いか」しか基準がなくて
しかも正論というか、圧倒的に正しい(と思われる)ことのみが
通っていて。

「人の黒さ」や「ゆるさ」、みたいなのが許されない、というか。

バーーン!と正論を正面から言われたら、言い返せないです。
だって正しそうだからね。

でもね、こういった黒い(と思われる)とか、ゆるいとかって、
絶対人の中にあるものだと思うし、そういうものもひっくるめて、
面白いとか、楽しむ、というような感覚は、絶対持っていた方が
いいなぁと思う。

人に喜んでもらえるとか、楽しんでもらえるとかって、
こういう要素なしじゃ成立しないと思う。

正しそうなことを大声で言っている方や世の中のPTA会長さんは必読ですよ。

ここ数年はカターイ本とかを読むことが多くなっていたんですが、この本を読んで
なんだか心のバランスが少し取れたような気がします。

続きの2冊も本当に楽しみです。



hon-nin

  • 著:宮藤 官九郎、安野 モヨコ、吉田 豪、本谷 有希子、町山 智浩、堤 幸彦、天久 聖一、池松 江美、せきしろ、松尾 スズキ
  • 出版社:太田出版
  • 定価:998円
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