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陶芸家の人の話

友人の紹介で福井県で陶芸を続けている、陶芸家の方を訪れた。

生活排水を自分で濾過していたり、手作りの家や釜、そして天然のナラの木に囲まれた
その雰囲気は都会にいると、まず味わうことができない。

体になんだかいいエキスがじわーっと染み込んでくるような、そんな体験をさせてもらいました。

そして、なによりも、その雰囲気を作り出しているその陶芸家の方が、とにかく話が面白い。

控えめに、事実を淡々と笑いながら話す姿が印象だった。

・20年くらい前に神楽坂の近くに住んで、午前中牛乳配達をして、
 午後からは名画座巡りをしていた
・学生運動の話
・坂口安吾に傾倒していた
・三島由紀夫の割腹自殺の話
・福井に来て陶芸を始めるときの話
・作ると売れる時代の話
・友人に「いいよ」と言われ、行ってみたら散歩するには最高の場所だと思ったパリの話
・内モンゴルを一人旅して、つらかったこと、感動したこと
・電気釜と薪でやる釜のいいところ悪いところ
・電動ロクロと足で回すロクロのいいところ悪いところ
・いいな思うものができるときの話
・同じものばかりが売れ、流通することが残念だという話
・こだわりのある、特徴のあるものがいい話
・今の陶芸の世界の話
・自分オリジナルの釜の話

他にもたくさん話を聞かせてくれたなぁ。
しかも、「陶芸はこうあるべき!」みたいなスタンスでは全くなく
いろんなことのいいところ、悪いところ、ひっくるめて、自分は
こういうのがいいなぁ。と話す。

なので、その意見がとてもしっくり、体全体に染み込んでくるのだ。

・見た目を気にしていろいろと手を加えるよりも、何も考えずにイメージしたものを
 一気に作り上げることができた時のほうがいいものができんだよなぁ。
 作品が呼吸しているというか。
 だから、電動ロクロはあまり使っていないんだ。
 ずーっと回ってくれるから、見た目を延々に気にすることができるからね。

・火を「管理」するというやり方は、結局うまく行かないんだ。
 温度計をおいたりとかしても、本当の温度は分からなかったりする。
 今何度くらいか、を体全体で感じるようにしています。
 「熱い」と「すごく熱い」を感じ分ける感じかな。
 とにかく火は面白いよー。見てて飽きないんだよねー。

中でもこの2つの話がとっても印象に残ったなぁ。

とてもいい経験をさせていただきました。

ありがとうございました。今度は薪割りのお手伝いに行きます!

     
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